プリザーブドフラワーは、生花に比べて長期間保存できるというのがメリットです。また、ドライフラワーに比べて、色や形が変わらず、生花のような柔らかさやツヤも保ちます。
プリザーブドフラワーは、専用の液に浸すことで、水分をグリセリンや糖分などの成分に置き換えることで作られます。そのため、水やりや日光は必要ありません。
ただし、高温多湿や直射日光に当てると色あせや変色の原因になるので、注意が必要です。この記事では、胡蝶蘭のプリザーブドフラワーの作り方と、ドライフラワーとの違いについて紹介します。
作業前に用意する材料
胡蝶蘭のプリザーブドフラワーを作るためには、以下の材料が必要です。
胡蝶蘭のプリザーブドフラワーの作り方
胡蝶蘭のプリザーブドフラワーの作り方は、以下の手順で行います。
胡蝶蘭の花を切りとる
まず、胡蝶蘭の花を切り取ります。花の茎の部分を切るときは、花の付け根から約2cm~5cmくらいのところで切ります。花の茎が長すぎると、液に浸すときに邪魔になります。花の数は、好みに応じて調整します。プリザーブドフラワーにする花は、新鮮で傷のないものを選びます。
蓋つきの容器に専用の液を入れ胡蝶蘭の花を沈める
次に、蓋つきの容器にプリザーブドフラワー用の液を入れます。液の量は、花が浸るくらいで十分です。液には、色素や防腐剤などが含まれているので、手袋やエプロンなどを着用して作業します。
液に花を沈めるときは、花の茎を先に入れて、花びらが液に触れないように注意します。花びらが液に触れると、色が変わってしまう可能性があります。花を沈めたら、蓋をして2日~3日程度おいておきます。その間に、液が花の中に入っていきます。
蓋をして2日~3日程度おいておく
花を液に浸したら、蓋をして2日~3日程度おいておきます。このとき、容器を振ったり動かしたりしないようにします。液の浸透には、花の種類やサイズによって時間が異なります。液の浸透が完了したら、花の茎の色が変わっていることが確認できます。
花をバットなどに取り出して自然乾燥させる
液の浸透が完了したら、花をバットなどに取り出します。このとき、液が垂れないように注意します。花を取り出したら、水気を拭き取ります。その後、日陰で自然乾燥させます。乾燥には、1週間~2週間程度かかります。乾燥したら、プリザーブドフラワーの完成です。
胡蝶蘭のプリザーブドフラワー補強法【動画紹介】
胡蝶蘭のプリザーブドフラワーが出来あがったら、補強を行うと、より長持ちするうえ、美しい花を形成するのに役立ちます。次は、プリザーブド胡蝶蘭の補強法を解説したYouTube動画を2本しょうかいしますので、参考にしてください。
プリザーブドフラワー胡蝶蘭の補強法YouTube動画①
まず、プリザーブドフラワー・ドライフラワーメーカー大地農園さんによる、3年前のコチョウランのテクニック~ワイヤリング方法、補強方法~の動画です。使用上の注意も解説してくれているし、4分程度の動画なのでわかりやすいです。
プリザーブドフラワー胡蝶蘭の補強法YouTube動画②
こちらは、同じく大地農園さんですが8年以上前のYouTube動画です。内容はほぼ同じで、プリザーブド・コチョウランの ワイヤリング・補強方法を詳しく説明しております。
ドライフラワーとの違いについて
プリザーブドフラワーとドライフラワーの違いについて、以下の表にまとめました。
項目 | プリザーブドフラワー | ドライフラワー |
---|---|---|
作り方 | 専用の液に浸して水分を抜く | 空気にさらして水分を抜く |
色や形 | 生花に近い | 色あせや変形が起こる |
柔らかさやツヤ | 生花に近い | 硬くなったり、ツヤがなくなる |
保存期間 | 数年~数十年 | 数ヶ月~数年 |
保存方法 | 高温多湿や直射日光を避ける | 高温多湿や直射日光を避ける |
胡蝶蘭のプリザーブドフラワーの利用方法
胡蝶蘭のプリザーブドフラワーは、様々な場面で利用できます。例えば、以下のような方法があります。
花ギフト用のアレンジメントやブーケ
胡蝶蘭のプリザーブドフラワーは、花ギフトとしても喜ばれます。アレンジメントやブーケにして、誕生日や記念日などのお祝いに贈りましょう。プリザーブドフラワーは、長く飾れるので、感謝や愛情を伝えるのにぴったりです。
アレンジ花やハンドメイドの花材
胡蝶蘭のプリザーブドフラワーは、アレンジ花やハンドメイドの花材としても活用できます。他のプリザーブドフラワーやドライフラワーと組み合わせて、オリジナルの作品を作りましょう。リースやスワッグ、コサージュなど、自分の好きなものを作れます。
開店祝いなどお祝いの花として
胡蝶蘭のプリザーブドフラワーは、開店祝いなどお祝いの花としても適しています。胡蝶蘭は、繁栄や幸運を象徴する花とされているので、お店や会社の開業や周年などのお祝いに贈ると良いでしょう。プリザーブドフラワーは、水やりや日光が不要なので、手間がかからずに長く飾れます。
お供えの花として
胡蝶蘭のプリザーブドフラワーは、お供えの花としても使えます。胡蝶蘭は、仏教では輪廻転生を表す花とされているので、お悔やみや法要などの場にもふさわしいです。プリザーブドフラワーは、生花よりも長持ちするので、お墓や仏壇に飾っても良いでしょう。
母の日や父の日のプレゼントとして
胡蝶蘭のプリザーブドフラワーは、母の日や父の日のプレゼントとしてもおすすめです。胡蝶蘭は、親子の絆や感謝の気持ちを表す花とされているので、両親に贈ると喜ばれます。プリザーブドフラワーは、長く楽しめるので、両親の日常に彩りを添えます。
お部屋のインテリアとして
胡蝶蘭のプリザーブドフラワーは、お部屋のインテリアとしても素敵です。胡蝶蘭は、高級感や華やかさを演出する花なので、お部屋の雰囲気を引き立てます。プリザーブドフラワーは、色や形が変わらないので、いつでも美しいままです。お部屋の好きな場所に飾って、癒しやリラックスを感じましょう。
最後に
この記事では、胡蝶蘭のプリザーブドフラワーの作り方と、ドライフラワーとの違いについて紹介しました。プリザーブドフラワーは、生花の魅力を長く保つことができる素晴らしい加工法です。
胡蝶蘭のプリザーブドフラワーは、様々な場面で利用できます。自分用に作って楽しんだり、大切な人に贈ったりしましょう。胡蝶蘭のプリザーブドフラワーで、花の魅力を存分に味わってください。
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